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【詳細版】ミラブル導入で節約できる水道代、ガス代、電気代は?世帯人数別に細かくシミュレーション!

この記事では、ミラブルを導入したときにどれだけの節約効果が見込めるのかを細かく伝えていきます。

ミラブルは本体が40,000円を超える高額なシャワーヘッドですが、それを使うことによってトータルのコストが下がるのであれば導入する価値がありますよね。

この記事を読めば水道代やガス代・電気代などシャワーに必要な水道光熱費の計算の仕方、世帯別の節約できる金額がわかります。

我が家だと具体的にどれだけ節約できるのか知りたい!
高価なので家族が購入をしぶってる。納得してもらうための材料がほしい!

こういう人は、ぜひ最後まで読んでください。

目次

ミラブル導入で節約できる水道光熱費は?

サイエンスのミラブルシャワーヘッド

自宅のシャワーヘッドをミラブルに変更した場合どれだけのコストがかかるのか、ミラブルにすることで節約効果がどれだけ見こめるのかが気になる人も多いでしょう。

ミラブルを販売している株式会社サイエンスのHPにある数字をもとに、導入にかかるコストと節約できる水道光熱費を計算してみましょう。

ミラブル本体導入にかかる費用

まず、自宅のお風呂にミラブルを導入する費用について考えます。 必要なものとしては、ミラブル本体と本体に装着するトルネードスティックの2つがあります。

ミラブルの本体は、正規の販売サイトで税込44,990円です。

ホームセンターなどで売っている一般的なシャワーヘッドなら2,000円以内で購入できるので、ずいぶんと割高に感じますね。こちらは1回購入すれば壊れるまでずっと使えます。

一方トルネードスティックは、ミラブルの機能をさらに高める付属品です。

トルネードスティックを取り付けることで、水道水に含まれている塩素を除去することができます。また、スティックの内部にトルネード水流を発生させ、気泡の発生を大幅に増加させることでより肌や髪の毛にやさしいシャワーが期待できます。

このトルネードスティックですが、メーカーは1~3か月に1回の交換をすすめています。3か月に1回交換したとすると、1年に4個必要な計算になります。スティック1個の単価は税込3,190円なので、3,190円×4個=12,760円が年間にかかるトルネードスティック代となります。

ちなみにトルネードスティックは必須ではありません。ミラブル本体だけでも使えます。

仮に5年ミラブルを使い、3か月に1回トルネードスティックを交換した場合、かかる費用は

本体代:44,990円
トルネードスティック代:63,800円
合計:108,790円

になります。トルネードスティックは装着しなくても使えるので、その場合は本体代の44,990円のみとなります。ミラブル本体・トルネードスティックともに、正規販売店から購入可能です。

株式会社ビープラス

水道代

次に、水道光熱費について考えていきます。一番わかりやすいのが水道代です。

たとえばシャワーの水量が1分につき10リットル(以下L)、シャワーを使う時間が平均6分とすると、1人1回のシャワーで60Lが使われることになります。4人世帯であれば、1か月に使う水量は

10L×6分×4人×30日=7,200L

となります。

シャワーで使う水量を減らせれば、その分だけ水道代が節約できることになります。家庭の水道代の中でお風呂に使う水の占める割合は約40%。家計に与える影響は非常に大きいと言えるでしょう。

ガス代(都市ガス・プロパンガス)

お風呂に入るためのお湯を沸かすにはガスが必要です。したがって、ガス代もシャワーにかかる費用の一つとなります。

ガスには都市ガスとプロパンガスの二種類があります。我が家は都市ガスを使っていますが、実家はプロパンガスです。月に1回、業者さんがガスボンベを転がしながら台所の裏に設置してくれていました。

一般的に料金は都市ガスの方が安く、熱量はプロパンガスの方が高くなっています。お湯を沸かすガス代も、水量が少なくなれば節約できることになります。

電気代(エコキュート)

オール電化の家庭では、エコキュートでお湯を沸かしている場合もあるでしょう。エコキュートは空気の熱を使って効率よくお湯を沸かす貯湯式の給湯器で、ガス給湯器などよりも効率が良いと言われています。

シャワーのお湯は、貯湯タンクのお湯と水道の水を混ぜて適温にした上で使います。シャワーに使う量を節約することによって、タンクにお湯を沸かすための電気代も節約できることになります。

水道光熱費に関するまとめ

ここまで見てきたように、ミラブルを導入することで節約できる水道光熱費は

「水道代+ガス代」か「水道代+電気代」

になり、これがミラブル導入の費用を上回ればミラブルにした方がお得ということ。

では、具体的にどれだけ節約できるかを水道光熱費別にみていきましょう。

水道代はどれだけ節約できる?

シミュレーションに使う水量は、東京都水道局が出している「世帯人員別の1か月あたりの平均使用水量」をもとにしています。

細かい計算も出てくるので、「具体的にいくら節約できるのかを早く知りたい!」という人は詳細シミュレーションまで飛ばしてください。

水道代の考え方

水道代は、上水道料金と下水道料金の2つに分けられます。ここでは、4人世帯をモデルにシミュレーションを行います。

シミュレーション条件

・世帯人数      4人
・1か月の総使用水量  25,100L(※1)
・シャワー使用時間  6分/人
・シャワー流量    10L/分

※1:東京都水道局「世帯人員別の1か月あたりの平均使用水量」より引用

東京都水道局HPの「料金自動計算」をもとに計算してみると、総使用水量25,100Lにかかる1か月の水道代は、

水道料金:約3,370円
下水道料金:約2,830円
合計:約6,200円

となります。

総使用水量のうちシャワーに必要な水量は、4人×6分×10L=7,200Lです。

ミラブルプラスは約50%の節水効果があるということなので、自宅のシャワーヘッドをミラブルプラスにすることでシャワーの水量は7,200Lの約半分、3,600Lになる計算です。

節約できたシャワーの水量3,600Lを引いた総使用水量は、25,100L-3,600L=21,500L。ここにかかる水道代は、

水道料金:約2,650円
下水道料金:約2,200円
合計:約4,850円

となります。

1人当たりが節約できる水道代

まずは、1人当たりの節約できる水道代を計算してみましょう。4人世帯で1か月あたりに節約できる水道代は、

・総使用水量25,100Lにかかる約6,200円
・シャワーの節約分を引いた総使用水量21,500Lにかかる約4,850円

この差額で求められます。

したがって、6,200円-4,850円=1,350円。1人当たりが1か月に節約できる水道代は約340円になります。

ガス代はどれだけ節約できる?

次に、シャワーを使うときに使うお湯を沸かすのにかかるガス代について考えます。

ガス代の考え方

ガス代の計算はやや複雑です。計算式と条件は以下の通りです。

計算式:上昇温度×水量×熱効率÷発熱量×ガス料金/㎥

条件
・上昇温度   25℃(20℃→45℃)
・熱効率    80%
・発熱量
 都市ガス   約10,748kcal/㎥
 プロパンガス 約24,000kcal/㎥
・ガス料金
 都市ガス   約130.5円/㎥
 プロパンガス 約308円/㎥

1人がシャワーに使う60Lの量を沸かすのにかかるガス代は、以下の計算式で求められます。

・都市ガス
 25℃×60L×0.8÷10,748kcal×130.5円=約14.57円

・プロパンガス
 25℃×60L×0.8÷24,000kcal×380円=約19円

1人当たりのシャワーに都市ガスで約14.5円、プロパンガスで約19円かかる計算です。使用するお湯の量が減れば、その分ガス代も節約できることになります。

【引用】
東京ガスHP「都市ガスの種類・熱量・圧力・成分
・東京ガスHP「ガス料金表
・プロパンガス料金消費者協会HP「プロパンガスと都市ガスの特性比較
・プロパンガス料金消費者協会HP「プロパンガス料金の適正価格

1人当たりが節約できるガス代

ミラブルが約50%節水できるとすると、1人のシャワーに使う水は60Lから30Lに減ります。

したがってそこにかかるガス代は、

・都市ガス
 25℃×30L×0.8÷10,748kcal×130.5円=約7.29円

・プロパンガス
 25℃×30L×0.8÷24,000kcal×380円=約9.5円

1人当たりが1回のシャワーで節約できる金額は、都市ガスで約7円、プロパンガスで約9.5円。1か月では都市ガスで約210円、プロパンガスで約285円の節約になります。

電気代はどれだけ節約できる?

最後に電気を使ってお湯を沸かすパターンについても考えてみます。正確な電気代を出すのは難しいですが、目安として計算します。

電気代の考え方

エコキュートは、貯湯タンクに電気で沸かしたお湯をためます。

沸き上げ温度は約65℃から90℃まで設定できますが、仮に370Lのタンクに80℃のお湯をためる場合、給湯にかかる平均コストは月に約3,100円。1日あたりになおすと約103円です。

シャワーで45℃のお湯60Lを使おうとすると、80℃のお湯は約43L必要な計算になります。よって、タンク内の370Lのうち約11.6%がシャワーに使うお湯の量となります。

ここからシャワーを使うのにかかる電気代を計算すると、

103円×0.116=約12円

ちょっと乱暴な計算になりますが、これがシャワーにかかる電気代の目安と考えられます。

1人当たりが節約できる電気代

ミラブルが約50%節水できるとすると、1人のシャワーに使う水は60Lから30Lに減ります。

シャワーで45℃のお湯を30L作るためには、80℃のお湯は約12.5L必要です。この水量はタンク内の水量370Lの約3.4%となるので、

103円×0.034=約3.5円

これが、1人当たりが1日で節約できる電気代の目安となります。1か月では約105円です。

詳細シミュレーション

それでは、実際どれだけの水道光熱費を節約できるのかを世帯数別にみていきます。ミラブル導入のコストも考え、何年で元が取れるかも示します。

ここまでの内容をもとに、各水道光熱費を以下の数字で計算してみます。

計算条件
・シャワーの使用時間:6分/人
・シャワーの使用水量:10L/分
・節約できる水道代:約340円/人
・節約できる都市ガス代:約210円/人
・節約できるプロパンガス代:約285円/人
・節約できる電気代:約105円/人

・ミラブル導入:44,990円
・トルネードスティック:63,800円
 (単価3,190円×年4本×5年)

※節約できる金額はすべて1か月分です

以下の表にある「光熱費」は、水道代とそれぞれの光熱費の合計の数字です。

1人世帯の場合

光熱費1か月1年5年
都市ガス550円6,600円33,000円
プロパン625円7,500円37,500円
電気445円5,340円26,700円

結論
・5年間で元が取れる水道光熱費の組み合わせはなし
・「節約」という視点だけでミラブルを導入するのは微妙
・節約以外のメリットもたくさんあるので、検討の余地はあり

2人世帯の場合

光熱費1か月1年5年
都市ガス1,100円13,200円66,000円
プロパン1,250円15,000円75,000円
電気890円10,680円53,400円

結論
・ガス使用世帯は3年使えばミラブル本体代の元は取れる
・5年使えば、平均で毎年約1,700~6,000円お得に!
・トルネードスティックを使うならお得になるのは7年目以降

3人世帯の場合

光熱費1か月1年5年
都市ガス1,650円19,800円99,000円
プロパン1,875円22,500円112,500円
電気1,335円16,020円80,100円

結論
・ガス、電気ともに3年使えばミラブル本体代の元は取れる!
・5年使えば、平均で毎年約7,000~13,500円お得に!
・トルネードスティックを使うなら、プロパンガスは5年目以降がお得

4人世帯の場合

光熱費1か月1年5年
都市ガス2,200円26,400円132,000円
プロパン2,500円30,000円150,000円
電気1,780円21,360円106,800円

結論
ガスなら2年、電気なら3年弱使えばミラブル本体代の元は取れる!
・5年使えば、平均で毎年約17,700~28,500円お得に!
・トルネードスティックを使うならガスは3年、電気は4年目以降がお得

5人世帯の場合

光熱費1か月1年5年
都市ガス2,750円33,000円165,000円
プロパン3,125円37,500円187,500円
電気2,225円26,700円133,500円

結論
ガス・電気ならともに2年使えばミラブル本体代の元は取れる!
・5年使えば、平均で毎年約17,700~28,500円お得に!
・トルネードスティックを使うならガスは3年目以降、電気は4年目以降からお得

6人世帯の場合

光熱費1か月1年5年
都市ガス3,300円39,600円198,000円
プロパン3,750円45,000円225,000円
電気2,670円32,040円160,200円

結論
プロパンガスは1年、都市ガス・電気は2年弱でミラブル本体代の元が取れる!
・5年使えば、平均で毎年約23,000~36,000円お得に!
・トルネードスティックを使うならガスは1年、電気は3年目以降がお得

まとめ

・基本的にはどの世帯でも節約効果あり!
・ただし、1人世帯・2人世帯は効果は薄い
・3人以上世帯なら、余裕で元が取れる!
・4人以上世帯なら、3年以上ならどのパターンでもお得!

ミラブルを数年使えば、ほぼどの世帯も水道光熱費が大きく節約できることがわかりました。

たとえば「プロパンガスはもう少し高いところで契約している」とか、「シャワーを浴びる時間がもう少し長い」という人は、さらに節約効果は高くなります。

ミラブル本体は確かに高価ですが、導入することでトータルのコストは大きく下がります。日々の水道光熱費を抑えたいと考えている人は、ミラブルへの変更を検討してみてください。

今回の記事が誰かの役に立てばうれしいです。最後まで読んでいただき、ありがとうございました。

ししゃも

ミラブルを購入するときは、正規店からの購入が必須です。
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株式会社ビープラス

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この記事を書いた人

大学生から乳児まで、6児の父。
子育ての中で使ってよかったものを紹介します。

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